しばらくラオスにいることになったので、日本での活動はいろんな方に手渡していければいいなと思い、今回は昆虫食企業に企画を持ち込みました。
企画の持ち込み先はタガメサイダーを開発したTAKEOさん、少し前までは輸入商社として動いていた気がしたのですが、もう商品開発まで行っています。とってもスピーディー。
では、ということで、TAKEOさんのところで買ったバッタパウダーのデメリットを減らし、そしてパウダーならではの利点を活かしたこのメニューの製品化を打診しました。今回は製品開発の一環ですので、味の感想をお聞きすることになるかと思います。
みなさんにとっては「私のレシピのスイーツがタダで!食える!」という素晴らしい企画になります。そして私はラオスにいますから、ラオスからレシピだけを遠隔で飛ばして日本のみなさんに食品を提供できる。これは未来ではないでしょうか。レシピの引き継ぎは7月の帰国時に伝えました。その後大量生産に向けて改良も加わったようです。
さてその詳細はTAKEOさんところのHPで掲載されました!
反応がよければ、そしてもっと改良が進めば、製品化も?という状況です。踏ん張りどころですのでぜひ食べて、味の感想をフィードバックしていただき、おいしいバッタ生キャラメルが提供できればと思います。31日、木曜日まで!
それではこれまでのバッタ生キャラメルに至るまで、バッタ粉末と歩んだ試行錯誤の経緯をごらんください。こんなこともつぶやいていました。
「バッタを食べさせる」ってトリックですかトリートですか pic.twitter.com/7ITWyOv8Xu
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) October 31, 2013
バッタとスイーツの相性は2014年に気づいていました。トレハロースも。
以前からお会いしたかった方に今夜会えるので、トノサマバッタのヌガーを作る。トレハロース、粉ミルクティーで作る簡単ヌガー。サツマイモのようなバッタの香ばしさが引き立つ自信作。エビだと磯臭さが強すぎてスイーツに仕上がらない。 pic.twitter.com/KVVgLmu4Bs
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) November 6, 2014
初期は「バッタ生チョコ」として開発していました。
バッタチョコ 出来心で水飴入れたらチョコとの相性が抜群に悪くて失敗。もう一度作り直そう。 pic.twitter.com/A5W9N9yAwq
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) November 4, 2016
コトブキヤのシリコンアイストレーにバッタチョコを入れて冷やしてみる。気泡が入ったけどエイリアン3っぽい仕上がり。なかなか良い。https://t.co/Ef7bkhZlin pic.twitter.com/TuUelAzIL1
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) October 21, 2016
以前に作ったバッタチョコは副原料にホワイトチョコを使ったけれど、今回はチョコ無しで糖類の結晶化を防いで物理特性を近づけることができたのでより完成度が高い。うーむ。よくできた。 https://t.co/oHv6MVMJYR
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) October 21, 2016
あー美味い。ピーナッツバターとかアンコの新しい地平だ。隠し味のアレの香りもバッタにピッタリ。バターの塩気と一緒になって至福。ヌガーでもあり餡でもあるこの食感は材料バランスを変えれば相当バリエーション作れそう。サイエンスアゴラはこれでいこう。 pic.twitter.com/9CgAEo39Du
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) October 21, 2016
クロオオアリにバッタ粉末と昆虫用プロテインゼリーを混ぜたものをやってみる。食いつきは良さそう。あとは生育に影響してほしい。 pic.twitter.com/jV7asjp8w4
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) February 21, 2016
バッタ粉末のホワイトチョコ試作。美味しい。 pic.twitter.com/WMNIMpD6au
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) February 21, 2016
新レシピのトノサマバッタ生チョコがものすごくいい出来で幸せ。粉の混合と加熱のタイミングも狙い通りに調整できるようになった。我ながら天才かもしれない。反応させることでバッタの臭みがスッと引いて、ファーッと新しい香りが広がる瞬間がたまらない。この瞬間を逃すと焦げる。 pic.twitter.com/zs5Pt3xcq4
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) January 17, 2018
完成!めっちゃ美味しい。トノサマバッタ生チョコ。
— 蟲喰ロトワ プロ蟲ソムリエ @ラオス中部 次回帰国11月11日 (@Mushi_Kurotowa) January 17, 2018
柔らかいので夏は無理だなぁ。 pic.twitter.com/WPt7LtMlPm
味の感想、お待ちしております!
そういえばバイリンガルニュースに出演したときにお二人にたべてもらったのもこのスイーツでした。