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さて、ラオスは引き続きロックダウンの毎日です。6月末に入国して隔離期間14日、ビエンチャンでワクチンをうち、中部タケークに移動して自宅隔離14日、もう8月ですが、一ヶ月活動したと思ったら市内感染が少しずつ増え、8月31日から9月13日まで街ごとロックダウン。

ここまでは食料品の買い出しや、テイクアウトの買い物はできていたんですが、市中感染が止まらず、ラオス国内でも感染者が多い地域になってしまったので、更に厳しい外出禁止が9月27日まで。家にずっといるのでやることが捗るか、と思ったら、備蓄の食料から自炊するのでけっこう手間がかかるのと、メンタル維持のほうがけっこう大変で、まぁなかなか、オンラインで引続き日本ともつながりながらどうにかやっていきます。庭に畑もありますし、昆虫が自給自足できるようイネ科の草も用意してあったので、外出禁止でもいろいろと実験はできるのですが、買い物ができない、息抜きに外に出れない、というのはなかなかなものがあります。

さてロックダウンで悶々としていたときに、こんなつぶやきが。

いやいや。そうはならんやろと。

幸いドラゴンフルーツは日持ちがするので、備蓄用として買っておいたものがあり、できなくはない。

お酢も買ってあり、めんつゆがあり、お米も買ってあるので、できなくはない。だけれども。

冷蔵庫にあった
ドラゴンフルーツ。

中身はカットして冷蔵。
今日の主役は皮だ。

生でかじる。水気があってあおくさいけど甘みがない。ちょっとぬめりのある「果物の皮」の印象。そうはならんやろ、と思いつつ
ちょっとだけ期待する自分がいる。

わさびもしょうゆも買いに行けないからめんつゆとライムで許しておくれ、、茹でよう。

茹でる。

すぐクタっとするので、
冷水に入れて外皮をむく。
いやー。。どうか。

ヅケ。

予想通り、マグロ、、ではない。ヌルっとした甘くない「なにか」だ。
しかしマズいかと言われるとマズくはなく、うまいかと言われるとうまいとも言えない。。。
判断に困るな、、、
どうすればいいんだ。。。。

結論は明日にします。
#外出禁止限界ラオス飯

Originally tweeted by ラオスで外出禁止の蟲喰ロトワ (むしくろとわ) 著書「おいしい昆虫記」by おいしい昆虫生活™️ (@Mushi_Kurotowa) on 2021年9月20日.

#外出禁止限界ラオス飯

🍣🍣🍣 すしだな。

ぐにんぐにんする。めんつゆに漬けたドラゴンフルーツの皮。
マグロではない。
だけど、、、?

「23世紀の合成寿司」っぽい。
たしかに寿司の楽しみは通りすぎる。通りすぎるけど満足感として貯まらない感じ。食後は虚無。
#外出禁止限界ラオス飯

https://twitter.com/Mushi_Kurotowa/status/1439955202275102723?s=19
昨日から続く話です。

コーンツナサラダに。。。?

いやー。食感が虚無。クセはないし味付けはなんでもいけるんだけど、ツナとコーンに比べて食感の喜びがずいぶんと低い。
うーん。これは、、もういいかな。

Originally tweeted by ラオスで外出禁止の蟲喰ロトワ (むしくろとわ) 著書「おいしい昆虫記」by おいしい昆虫生活™️ (@Mushi_Kurotowa) on 2021年9月20日.

ごちそうさまでした。楽しかったけど、、、次のロックダウンまではやらんかな。

先日こんなつぶやきをしたら、思いの外多くの反応をいただいて、おもしろかったのでまとめておきます。

自分としては当然というか、当たり前のことを当たり前のテンションでつぶやいた、つもりだったのですが

リプライと引用RTが多く、届くべき方たちに届いたんだなぁと感慨深いです。しばらく素の反応をいただきたいので、コメントは控えて放置していたのですが、気になったコメントをピックアップしていきましょう。

とその前に、図解をしてみました。

さわれることと、好きなことは相乗効果があります。昆虫を好きでいるために、ハンドリングできると便利ですし、よりたくさんの情報を得ることができます。

また逆に、きらいなこととさわれないことにも相乗効果があります。さわれないことで不意の昆虫との遭遇で対処できる手が限られますし、そのとき虫から攻撃されたり、逆に殺してしまったりしたら、苦手な気持ちは高まるでしょう。

しかし、さわれるし、すきな人、と、さわれないし、きらいな人が大部分であるからといって、すきでさわれない人、きらいでさわれる人が見えなくなってしまうと、昆虫との付き合い方が狭くなってしまいます。すくないけれども、そこに人がいることを確認して、多様性の広がりを見ていきましょう。

ということで先のつぶやきに至ったわけですが、先に「図解」するよりも、その図でいうところの見逃されがちな右下だけに言及することで、これを見た人のつぶやきを誘ってみることにしました。語りすぎないほうがいい。

「私だ」とか「私の家族だ」という反応が10人ぐらい。大人になると種類によって異なったり、何らかのエピソードがきっかけだったりして経験の多さを感じます。子供も興味はあるけどさわれない、さわれる方法がまだわからない、と大人を頼ってくる様子もあります。

その中で「ありがたい」という反応もあって新鮮でした。やっぱり少ないからといって、無いものとされることとは違うわけです。

「イルカやクジラ、トラ、イヌ」といった、他の動物と比較するコメントもありました。イルカやクジラは、触ったことがない、そして野生の場合ですと触ることが適切でない動物ですが、それでも堂々と好きと言える許容があります。おそらく虫だと「すきなのにさわれないの?」「さわれないんだったらすきとはいえないんじゃないか」といった圧を感じる経験があったのではないでしょうか。

文章から図解の構造を読み解いてくれた方もちらほら、シンプルなテキストにすることで、そこから受け止めやすい方法でそれぞれ響いてくれるという意味で、意外な大きい反応になったのでは、と分析しています。

難しいですがこういうの、もっとやってみたいですね。

足立区生物園に展示されてます!

以前に応募して入選していた、害虫展season2 は、9月7日より9月20日まで、東京会場の足立区生物園にて展示開始しています。

家族に見に行ってもらったのですが、常温の液浸標本たちは心配していた変色もほぼなく、無事展示されているようです。

以前からフォローしていた、ドラァグクイーンのRachel D'Amourさんが観に行ってくださったそうで、
実物展示というのは普段接点のない方を招待できるので改めて素敵だなと。

足立区生物園、いいですよね。新鮮な気持ちでまた観に行ってみようと思います。
東京には上野に巨大なミュージアムたちがあるので、「日本一」を観たければそっちにいけばいいわけです。

以前に行ってみた渋谷区ふれあい植物センターにも感じたのですが、生活や地元になにをもたらす施設なのか、という意識がはっきりしていて、とてもいいです。地方の博物館だと、上野に行けない人のためのトップ施設という立場も必要になりますが、東京の小規模博物館はそこらへんをはっきり使い分けていて、すごく勉強になります。

この感染状況ですし、ぜひ見に来てほしい、とはいいにくいのですが、

何かの際にお寄りくだされば、足立区生物園に害蟲展が置かれることの面白さを

味わっていただけると思います。