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昆活写真
昆活写真

[caption id="attachment_1251" align="alignnone" width="4608"] キョウチクトウスズメ

キョウチクトウスズメ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
キョウチクトウスズメ
ミバエの一種
コガネムシの一種
ジンガサハムシ
Oides andrewesi
ギンヤンマの仲間
フェモラータオオモモブトハムシ
マメハンミョウ

さて全国のハムシの味が知りたいファンのみなさん。
やってまいりました。

ハムシの味を食べ比べる選手権こと第一回ハムシ味比べ選手権 in ラオスであります。

初開催、ですね。だれがやるんですかね。

わたしだよ。

ラオス人スタッフに確認したところ、
食べないそうですので、これはラオスの昆虫食文化とは独立した
私の興味の範囲のアレということでご理解ください。

ハムシの写真はまぁとりにくい。
ひたすら動くいて静止しないし、飛ぶし、
構造色できらめくのに、フラッシュで撮影すると暗くなってしまう。

ハムシハンドブックの尾園さん、どうやってとられてるんですか。
きらめく甲虫の丸山先生、どうやってとられてるんですか。

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見よう見まねでやってみましたが
いろいろと説明できる技術と、熟練の技術とがあるようです。

さて、選手入場と参りましょう。

フェモラータオオモモブトハムシ

Sagra femorata

三重に定着した外来種。クズをたべて拡大中。
ここラオスでは在来種。マメ科をかじって繁殖中。yeah
4月に食べたら苦かった。三重で食べたのより苦かった。

味見してみたら
うまくなってる!苦味が消え、香ばしさが増し、三重産のおいしさに近づいている。繭に入っているときはずっと苦かったので、動けない時期に苦味を保つのは意義があるかと。成虫になってから蓄養して美味しさを上げる、という楽しみ方がありそう。

ジンガサハムシ  Aspidomorpha indica

陣笠のように中央が突起になって、周囲にひらべったくスカートになる形状。
金色にきらめくのも特徴。透け感ときらめき、色味が絶妙で美しいハムシ。

4月に幼虫、蛹、成虫を味見したが、もう一回味見してみる。

Aspidomorpha indica
Aspidomorpha indica
Aspidomorpha indica

茹でて冷やして翌日見るとグリーンがかってた。構造色の色変わりの
メカニズムがあるらしいんだけどよくわからず。
すこし苦味があって、食草のあおくさい匂いもあってあまりおいしくはなし。彩りとして美しいので使える程度の味。

Oides andrewesi

Oides andrewesi

カンボジアで見つけたときは
丸山先生から毒草食べるので注意とのご指摘をいただきました。

栽培実験をしている大豆の葉を食べているところを現行犯で捕まえたので
少し味見。やはりゴボウ臭がある。苦味はないのでカンボジアで味見した同種とは食草で味を変えられる可能性がある。要検討

ミドリサルハムシ属のハムシ
昨年8月以前に食べたものと同じもの。前回は白バックで写真をとれていなかったので再度挑戦。

ザクッザクとした歯ごたえがよく、日本のミドリサルハムシも同様。
苦味があとから響いてくる。ゴボウ臭があり、これと毒草との関係を知りたい。

ミドリサルハムシ属のハムシ

さて、

ハムシの実用可能性について。ですが。
いかんせん鱗翅目の幼虫にくらべると食べ方が荒い。
イモムシは食べ残しなく、きれいに食べきるのですが

ハムシは食害に応じて放出される植物の防御物質と正面から向き合うこと無く
途中まで食べて放置し、また新しい部位にかじりつく、という飛び飛びの食痕をつくります。

歩留まりという意味では悪いですが、葉を切り取らず、生きた植物に発生させるのがいいかもしれません。

ハムシはほどほどにやわらかく食べやすく、彩りもゆたかですが、風味が食草に影響されるのと、意外と採集時期によって、味も変わるので、これからしっかり見ておきたいと思います。

4

キョウチクトウスズメ Daphnis nerii

美しいですね。いまラオスにいますが、
先日、夕方、玄関に来ていたんです。会いたかった。食べられないけど。

さて、キョウチクトウスズメはその名の通りキョウチクトウを食べます
キョウチクトウの毒はオレアンドリンという強心配糖体というもので、心臓にアタックします。

まぁこれの急性毒性がすごい。枝を箸の代わりにつかったら中毒、バーベキューの串の代わりに使ったら中毒。

そして神経活動に欠かせない、すべての細胞の膜電位を司る
ナトリウムカリウムポンプを阻害するとのこと。これは怖い。

というかキョウチクトウスズメはなんで耐えられるのか。メカニズムを調べた論文があれば教えてください。

さて、完全に解毒しているのか、単に耐性が高いだけなのか、どちらか一方ということはあまりなく
解毒しつつ耐性もたかい、ような生き物なのでしょう。

なので今回は味見しません。キョウチクトウスズメをキョウチクトウ以外の無毒な葉で育てたことのある方、

教えてください食べたいです。

ともあれ、まぁ美しいですね。

じっくり見惚れてしまいました。

Daphnis nerii
Daphnis nerii
Daphnis nerii
Daphnis nerii
Daphnis nerii

そして、キョウチクトウスズメを目にした翌日

街路樹としてまちなかに大量のキョウチクトウが生えているのが目に入るようになりました。

「見える」というのはなかなか難しいものです。

ラオスに来ています。
カンボジアでエリサンプロジェクトを見学したあと、プノンペンバンコク間の飛行機を
寝過ごすというアクシデントもありましたが

どうにかやっています。とても暑い。そして雨。

4月に準備したことが、報われていたり予想外だったり、

いろいろと計画の変更をせまられていますが
このスピード感がすごく熱帯らしい。そして楽しく生きるには、このスピードから「降りる」のも
一つの選択肢かもしれないな、とラオス人を見ながら思います。

せっかくの長距離移動なので、オススメでもしときますかね。

「粘膜を保護する」というものです。

熱帯といえども空調の効いているところは寒くて乾燥しますし
飛行機内も乾燥気味です。
だからといって息苦しいマスクでは就寝時につかえないですし、飛行機だと酸欠みたいになります。

オススメがこちら。

発泡ポリウレタンのマスクで、ホワイトも売ってはいるのですが、あっという間にポリウレタンの加水分解で黄ばみます。
グレーだと数ヶ月洗って使えるのと、こちら東南アジアでは黒とかグレーのマスクが普通ですので、むしろ目立ちません。

これのおかげで、ラオスでの就寝が快適になりました。内陸国のためか意外と夜は冷え込むこともあり、なかなか空調の設定が難しいんですが、これでどうにか喉を快適に保っています。

もう一つ導入したのがこちら。

Bluetooth ノイズキャンセリング・ヘッドホンです。

この特徴は2017年モデル

の26時間と比べて35時間と大幅に電池持続時間が向上したことです。

乗り継ぎや待ち時間を含めて一日がかりでの移動でも、しっかりノイズキャンセリングできます。

また、飛行機の離着陸時にはノイズキャンセリングの強度を再設定することで、強いノイズもしっかりキャンセルしてくれます。かなり耳からのストレスが減ったように感じます。

ホテルの空調のノイズが気になる場合でもおすすめです。

それではみなさま、粘膜を保護して、やや怪しげな格好で

快適な移動をお楽しみください。

虫のいる地域において悩ましいのは虫よけです。

私は特に虫を育てる立場なので、殺虫剤は忌避目的としても使いたくないです。

万能の虫除けとして知られるのがDEETで、N,N-ジエチル-3-メチルベンズアミドという物質。
水に溶けにくいの油状の成分なのが特徴であり、悩みでもあります。

昆虫学者の丸山先生も、おっしゃるように高濃度のDEETディートは
プラスチックを変質してしまう危険もあります。

そして
最近(2016年認可)でたのがイカリジンという有効成分のもの。

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ラオス行きではDEETタイプと併用しているのですが、使ってみたレビューです。

注意事項は
蚊、ブヨ、アブ、マダニの4種類しか効かないということ。
ディートは上記の4種に加えて、ノミ、イエダニ、サシバエ、トコジラミ(ナンキンムシ)に忌避効果はあります。

メコン川流域であること、そして雨季が近いことから蚊とマラリアの対策として使いました。
ホテルの部屋の密閉が悪く、就寝時の蚊よけとしても使いました。

使ってみたところ、体感としてはめっちゃ汗をかいても8時間ぐらいは忌避効果がある模様。

だいたい一日2回、30日でこれ200mlを一本使い切るようです。(666回分と書いているのでそのとおりですね)
特徴としてはベタベタしないので風呂上がりに吹いても気持ち悪くないところ。

プラスチックに悪影響があるようですが、いまのところ15%ですので感じていません。本当はただしく比較するにはDEET15%と比較しないといけないんですが、いまのところ30%との比較です。吹いても皮膚がピリピリしないので、お子様にもいいと思います。

飛行機の預け荷物にできるミストタイプをオススメします。

機内持ち込みの場合は、更に小さいこちら。
100ml以下の液体とみなされるので、透明バッグに入れて持ち込みましょう。意外と国際空港のトランジットで蚊がいます。

スプレー缶タイプは虫除けの場合だけ許可されたりするらしいですが、めんどいのでできるだけ持っていっていないです。

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虫を殺さずうまいこと忌避してコミュニケーションをとる、というツールとして

虫と出会う季節を乗り切ってみてはいかがでしょうか。

私は10本持っていきます。

ヒトスジシマカ。
吸わせて写真がとれるのも日本ならではですね。ラオスでは危険です。

6月4日は「虫の日」でした。

ラオス行き直前なのであんまり外に虫を見に行けないのですが、

こんなつぶやきが。

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