虫のいる地域において悩ましいのは虫よけです。
私は特に虫を育てる立場なので、殺虫剤は忌避目的としても使いたくないです。
万能の虫除けとして知られるのがDEETで、N,N-ジエチル-3-メチルベンズアミドという物質。
水に溶けにくいの油状の成分なのが特徴であり、悩みでもあります。
昆虫学者の丸山先生も、おっしゃるように高濃度のDEETディートは
プラスチックを変質してしまう危険もあります。
ディート30%の虫除け! 飛行機にも持ち込める霧吹き仕様。マラリア流行地でもこんな強いのは要らないので、国内のマダニ予防にこそ役立てるべきものかもしれない。普通の山遊びの蚊ならば、これまでの弱いもので充分。ディートが強いとメガネのフチとか靴が変質するでご注意。 pic.twitter.com/r1oYERyqdE
— 丸山宗利 (@dantyutei) 2017年5月28日
10%くらいのをマメに塗る方がいいですよー。汗っかきなら別ですが。
— 丸山宗利 (@dantyutei) 2017年5月29日
そして
最近(2016年認可)でたのがイカリジンという有効成分のもの。
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ラオス行きではDEETタイプと併用しているのですが、使ってみたレビューです。
注意事項は
蚊、ブヨ、アブ、マダニの4種類しか効かないということ。
ディートは上記の4種に加えて、ノミ、イエダニ、サシバエ、トコジラミ(ナンキンムシ)に忌避効果はあります。
メコン川流域であること、そして雨季が近いことから蚊とマラリアの対策として使いました。
ホテルの部屋の密閉が悪く、就寝時の蚊よけとしても使いました。
使ってみたところ、体感としてはめっちゃ汗をかいても8時間ぐらいは忌避効果がある模様。
だいたい一日2回、30日でこれ200mlを一本使い切るようです。(666回分と書いているのでそのとおりですね)
特徴としてはベタベタしないので風呂上がりに吹いても気持ち悪くないところ。
プラスチックに悪影響があるようですが、いまのところ15%ですので感じていません。本当はただしく比較するにはDEET15%と比較しないといけないんですが、いまのところ30%との比較です。吹いても皮膚がピリピリしないので、お子様にもいいと思います。
就寝時に塗ってもベタベタしないのと、効きが長いのでオススメです。
ディートと違ってノミ、イエダニ、サシバエ、トコジラミに効かないので注意。
一本で一ヶ月が目安です。
→ 天使のスキンベープ 虫よけスプレー ミストタイプ プレミアム 200ml https://t.co/mfaPmnenuP @さんから— 蟲喰ロトワ 昆虫農家 蟲ソムリエ 6月からラオス (@Mushi_Kurotowa) 2018年5月8日
飛行機の預け荷物にできるミストタイプをオススメします。
機内持ち込みの場合は、更に小さいこちら。
100ml以下の液体とみなされるので、透明バッグに入れて持ち込みましょう。意外と国際空港のトランジットで蚊がいます。
スプレー缶タイプは虫除けの場合だけ許可されたりするらしいですが、めんどいのでできるだけ持っていっていないです。
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虫を殺さずうまいこと忌避してコミュニケーションをとる、というツールとして
虫と出会う季節を乗り切ってみてはいかがでしょうか。
私は10本持っていきます。