発売日は取り扱いによってまちまちだったのですが、販売が始まっておよそ10日間、いろんなイベントをしました。
立派なお花をいただきました。
最速はこちら!
「飲食店のテイクアウトカウンターを間借りする」という形でリアルイベントをやります!マスク越しのサインお渡し会です。都内の方、ぜひお寄りください。
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 1, 2020
→蟲ソムリエ 佐伯真二郎 「おいしい昆虫記」発売 | 昆虫食の通販ショップ|TAKEO https://t.co/aKgX9r7tMP
今の御時世で、なかなかリアルイベントが開けません。昆虫関係者にも夏の昆虫イベントの中止が相次ぎ、苦しんでいるとの話も聞きます。また一方で、TAKEOは通販の会社です。そもそもの食品衛生の管理があり、その上で対面で長時間会話しない、という性質上、通販はレストランよりもずいぶんとリスクが低い、と試算されているようです。そしてさらに、テイクアウトの店先がある。おお、これは。
一つのリアルイベントの可能性として、挑戦してみようとTAKEOのみなさんと打ち合わせをしました。
お客さんも感染症対策に協力してくれて、サイン会&直接お渡しもスムーズに進みました。#おいしい昆虫記 #TAKEO1日店長 @Mushi_Kurotowa pic.twitter.com/pwa2ePWhac
— [公式]TAKEO|昆虫のある食卓を (@takeo_tokyo) September 12, 2020
1,私は会計を扱わない。サイン本のみ。
これは今回、1日店長という形ですが、客さばきを仕事とする「副店長」のような役割です。通常営業のみうら店長が引き続き会計とテイクアウトメニューの対応を行い、私が通常業務の衛生リスクを上昇させないようにしています。またサイン本についてはネット会計を済ませており、本人確認をした上で、手を洗った私がサインを手渡す、という一方向でのやり取りに抑えました。
2,店内へ入れるのは二組まで
こちらは軒先の私の仕事です。基本的に店外に顔を出した状態で会話します。幸い天気もよく、換気も十分にされていたとおもいます。狭い店内ですので、会計が必要な方、持ち帰り用のTAKEO商品をご購入の方のみ、私の案内で店内に入ってもらいます。
3,時間帯予約を入れてもらう
結果的に混雑することはなかったのですが、一時間ごとで時間帯予約をいれてもらいました。細く長く、客足が途切れない状態なので、小さなお店、小さなテイクアウトカウンターではおまたせ時間が減っていいかもしれません。
4,やっぱりリアルイベントの偶発的な出会いは必要
いまのオンラインで大きく不足したのが「雑談」と「偶発的な出会い」です。
防犯上仕方ないのですが、オンラインでは宛先のはっきりした出会いしか、いまのところありません。「とおりがかり」や「たまたま」の出会いが作られるのがこのリアルイベントの大事なところです。もちろん私の著書を買ってくださる、という極めて趣味の近い方が出会う場にもなるでしょう。無事何組か、知り合ってほしかった皆さんを近づけることができました。オンラインでは私の著書を介してのつながりしかなかったものが、オフラインで出会うことで私の介在なしに、勝手に話が進みそうで、すごく楽しみです。
こういった「リアルの出会い」によってオンライン上の関係性を一気に多重にして、「介在」という伝書鳩的ロスを省略してしまうのがリアルイベントのはっきりとした機能になるような気がしてきました。会うコストが高くなるにつれ、はっきりとした意義をもたせたリアルイベントが、今後増えていくでしょう。
今後の課題は「ランダム性」と「偶発性」をいかに防犯しつつ作り出していくか、でしょうか。あのリアルはなんだったのか、考えて整理する機会にもなりそうです。
さて次はオンラインイベント ロフトプラスワンウエスト主催でのトークイベントです。主催が大阪、会場は出版社の東京、ゲストはギリコさん、お客さんは全国、となんだかイベントとして「どこにあるイベントか」わからなくなるバーチャル感がありますね。
出版記念!オンラインイベントやります!祝ってください!
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) August 27, 2020
ZOOMオンライン開催ですので全世界からアクセス可能です。ギリコ @mushikui_net さんとのややレアなペアでの実施です。
→『今日からおいしい昆虫ライフ 〜あなたの知らない昆虫食の世界』 https://t.co/TMCKTB0Oyu
無事終えました。アクセスいただいたみなさま、ありがとうございました。
さて(いまのところ)出版イベント最後はこちら!
お次はこちらです!わたしのお願いが通りまして @Ai__Hasegawa さんとの対談できることになりました。
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 16, 2020
代官山からの無観客オンライン配信になります。 https://t.co/v2X3jy5wZ7
代官山蔦屋書店からお声掛けをいただきまして、書店から無観客オンラインイベントを配信することになりました。お相手はわたしのたっての希望で「AI HASEGAWA」さんです。
じつは細く長いおつきあいがありまして、作品を何度も見に行っています。
非常に「硬派」な文脈の作品を作られるので、素人の私が見ても、あるいはアートとしてではなく「論文をベースとする表現物」として外から見ても、誠実で頑強なロジックが貫かれています。
私の願望が強く出過ぎた 笑 イベントなので、ちょっと説明が必要に思います。こんな経緯なのです。
来週になりましたトークイベント。
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 20, 2020
予約を受け付けております。
実は「おいしい昆虫記」にも AI HASEGAWAさんが登場します。なぜこの組み合わせなのか、「え、昆虫食って現代アートになるんですか?」というところがAIさんと、現代アートと私の出会いです。https://t.co/ggJFIJE9Pa
全く別件で、研究者とアーティストのコラボが進んでいるときに、たまたま私が同じ建物にいて、「蟲ソムリエへの道、読んでます」とお声掛けいただいたのが最初です。ゴキブリに一年間チョコを食べさせる、という常軌を逸した記事がおもしろかったとのこと。https://t.co/IpzLHZXehj
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 20, 2020
当時私は学位取得にあえいでいたところで、論文を読んで論文を書かないとその先の人生が真っ暗な時代です。「論文を読むのに論文じゃない表現物を作る人がいる」ということに衝撃でしたし、調べるうちに反発も覚えました。バイオアートの初期の代表作として引用される「GFPバニー」が全くうけつけない
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 20, 2020
先に生物学の価値観がインストールされた私が、アートをエミュレートするのは負荷が高く、ひとつの表現の形として横目でチラ見しつつ、態度を保留してきた分野でもあります。昨年、岩崎先生からご紹介をいただき、AIHASEGAWAさんのセミナーに参加し、考えを話しました。https://t.co/CXitzJhb67
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 20, 2020
そして以前から知っていたはずの「pop roach」を、ラオスでの活動のあいまの2019年に六本木でみた時、強い違和感を覚えた、という話をしました。これは理解が進んだ、というだけでなく私の情緒的な変化に近いだろうと。ラオス人に見せられない、と思ってしまったのです。https://t.co/iZYfWh3AgC
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 20, 2020
ということで、何を話そうか、また新しい挑戦でハラハラしております。
27日の日曜日、お昼過ぎにオンラインでお会いしましょう!
ええと、もしや、、売れているんですか?正直なところ、Twitterでしか反応が見えないのです。いつも見る「昆虫を食べないみなさん」が買ってくださって、勇気づけられるコメントをいくつもいただきました。
すごくありがたいなぁと思うとともに、ふと一般書店を見ても(当たり前ですが)置かれているので、「Twitterを見ない方」にどれほど手にとっていただけているか、正直まったくわからないのです。
レビュー書いていただけるとありがたいです!
え、、#おいしい昆虫記 売れてるんですか?
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 17, 2020
めっちゃありがたいです。
わたしの知らない人が買ってくれているというのは
すごい話ですね。出版文化のパワーを感じます。 pic.twitter.com/vXqCUQ1YHo
あと、10月にラオスとのオンラインでの調印式のあと、私がラオスに戻れるのは年明けになる予定になってしまいました。私はすぐ戻りたいのですが。ラオスは封じ込めに成功した国ですので、感染リスク制御については国際的な取り決めにならうしかありません。
そのため「ラオスの活動の広報」という形で、年内は国内でセミナーや講義などお引き受けできます。ラオスに行ってしまうと、日本に戻るのは難しいのでオンラインが基本になるでしょう。詳細はお問い合わせください。