以前、バッタのフンはお茶になる、ということで
ティーパーティー をやりました。
サトウキビを食べさせたバッタのフンを集め、煎り、お湯で抽出したものが
とても穏やかなよいお茶になりました。
バッタのフンは
その後虫フェス2012ではバッタ面、バッタ染め等の工芸品にも利用し
植食性昆虫のフン利用可能性を模索しました。
メレ山メレ子学長の昆虫大学においてもバッタ茶を出し、
砂漠のバッタ博士こと前野浩太郎博士にも飲んでいただきました。
(blogに紹介していただきました; 砂漠のリアルムシキング)
さて
先日、構内の自販機で、「ほうじ茶プリン」なるものを見つけ、
購入しました。
ほうじ茶が見事にプリンと調和しており、
上にクリームがかかってとろりと甘く香ばしかったのですが
ここで
「これをバッタ茶でできないか?」と料理開発欲がムクムクと立ち上がり、試作に突入。
試作1
お湯で煮出したお茶200mlに牛乳を200ml加え、砂糖大さじ3,トレハロース大さじ1を加え、沸かし寒天を加える。
→バッタ茶の香りが少ない。寒天の固さが牛乳プリンっぽくない
試作2
牛乳250mlでお茶を煮出し、砂糖で甘みを調節しゼラチンで固める。
→笹の葉で巻いたチマキのような香りと味わい。美味しいが茶の香りがすくない。牛乳の存在感が圧倒的で香りが楽しめない
試作3
圧力鍋で水250mlと共に煮出し、牛乳100ml、砂糖を加えゼラチンで固める。
牛乳の存在感を低くし、ミルクティーのような色合いに落ち着いた。
ベリー系のソースがよくあい、美味しい。後にバッタ茶のシナモン系の香りが残り、とても良い感じ。
圧力をかけることにより、濃い色の茶を抽出できたが、試作2の
ササのような生葉の香りが無くなってしまった。
更に試作をし、だれにでも簡単にできる蝗茶布丁レシピを完成させ、
年末のとあるイベントに間に合わせようと思います。
試作4号以降もここに追記していきます。