以前に「害虫展」に応募した写真作品ですが、使ってみたかった「メタルプリント」での出力をしました。これはアルミ板に昇華印刷をしたもので、光沢や発色が優れているだけでなく耐候性が非常に高く、「アルコールにも耐える」という今の感染制御のご時世でピッタリの性質をもつ、写真パネルとのことでした。これを昆虫料理レストランに飾りたいのです。
誰がこの虫をガイチュウにしたか?
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) June 19, 2020
Who made these insects into GAICHU?
一次審査を通過できました!
二次審査通過にむけて拡散希望です。
#害蟲展 #害虫展
日本でガイチュウ、ラオスでは家畜であるゾウムシを通してガイチュウという概念そのものを揺さぶる意図です。https://t.co/KsC6qoXtiu pic.twitter.com/rCI2drgWkv
返却してもらっておいしい昆虫記、出版記念の一日店長でも飾らせてもらいました。
強度はアルミ板のまま。曲がらない限り印刷は痛みません。かなり丈夫です。角は気をつけたいところですが、取り回しは楽でした。
さて、このパネル、本当にアルコールに耐えるのか。やってみたいのですがこの大きめパネルだとちょっと決心がつかない。
ということで光沢のある昆虫の質感も確かめたいと、ちょうどやっていたモニター募集に応募することにしました。
そして、
とどいた!
@piotec_hd_print
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 28, 2020
パイオテックさんのモニターキャンペーンに当選しました!
ラオス産のブルーのフェモラータオオモモブトハムシがアルミ板に昇華プリントされてます。
よくきらめく! そして耐候性が高くアルコールで拭けるらしい。モニターですので試してみます。 pic.twitter.com/hehfyTXgae
そして、買っておいた蒸留エタノールで拭く!
おぉおエタノールで拭ける。。
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) September 28, 2020
すごい。。先に隅っこで試したんですが全く問題ないですね。基材がアルミ板なので曲げだけは弱そうです。 https://t.co/Nvkr2Gu0LK pic.twitter.com/HMdJmMjydo
問題ないですね。重さもこの大きさぐらいまでだったら気軽に持ち運べます。ブルーの構造色が美しいフェモラータオオモモブトハムシのメタルな雰囲気も十分に伝わっています。
今回のモニターは、パイオテック株式会社さまの協力で実現しました。
[HP]
・メタルプリント本サイト https://www.metal-print.jp/
・ペット特集サイト https://www.metal-print.jp/lp/pet/
・趣味特集サイト https://www.metal-print.jp/lp/hobby/
・コスプレ特集サイト https://www.metal-print.jp/lp/cosplay/
[SNS]
・YouTube https://www.youtube.com/channel/UCkJx6l52i2-Wi_se9bhxABA
・BLOG https://www.piotec.co.jp/blog/
・Twitter https://twitter.com/piotec_hd_print
・Instagram https://www.instagram.com/piotec_hd_print/
・Facebook https://www.facebook.com/Piotec-HD-Print-335658950230225/
この画像、パネルについても、貸し出しサービスに使われるかも、とのことでした。なかなか画像や動画では伝わりにくい質感ですので、見て確認するといいかと思います。
▼貸し出しサービス
https://www.piotec.co.jp/blog/?p=708
さて、「きらめく」といえば、ちょうどこんな本が出ました。
肉眼で「きらめき」を感じるとき、光源とそれを反射する物体の関係から、左右の目には異なる反射が入ってくるでしょう。つまり立体映像と「きらめき」は相性が良い。VRなんかで映えるのでしょう。
一方で、印刷物、とくに液晶画面のように発光しない面で「きらめき」を表現しようと思うと、かなりいろんな表現技法が使われています。
そんな難しい事を考えなくても、ビジュアルがひたすらによいのがいいですね。オススメです。
届いた! 乾いてなお美しい、
— 「おいしい昆虫記」発売!蟲喰ロトワ(むしくろとわ)@ラオスから緊急帰国中 (@Mushi_Kurotowa) October 16, 2020
昆虫の干物たちが競演。動かないからこそ追求できる解像度。
クリーンルームで撮影したんだろうかと思うホコリのなさ。
いやーすごいです。昆虫に興味がなかった人にオススメできるタイプの出版物ですね。ながめるだけでよい。
#驚異の標本箱 pic.twitter.com/AM9zA6TUVG
美しい干物を見る気分で楽しめました。一部麻酔された昆虫がいる感じがしますが、ほとんどは乾燥標本です。
表紙になっているプラチナコガネは乾燥にともなう収縮で「貫入」のようなヒビが入っています。それを単なる学術標本の劣化ではなく「ある種の別の美しさ」としてテクスチャ表現したい、とのことでした。すごい。変態だ。(褒め言葉)
変態認定いただきました!!(光栄です!)
— 法師人響/Hibiki HOSHITO🐞TokyoBugBoys (@tritomini) October 16, 2020
僕には万物のテスクチャーを美しく表現するという夢があるのですが、それを感じとっていただけたようで嬉しいです。
みなさんもぜひ本をお手にとっていただき、「油彩画のよう」な質感をお楽しみください…! https://t.co/RUfarovlAz
著者で最も若い法師人響さんは「アリの巣の生きもの図鑑」を見て昆虫の世界に入ったとのこと。そう。若いのです。
図鑑は単なる図鑑ではなくって、思い入れのある著作物は人の人生を揺さぶるパワーがあるなと改めて実感する、新世代の写真集でした。
このブログや私の表現物もそうなりたいと願う年齢になってきましたね。
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