全国の保護者のみなさま、そして保護者からその子の監督を任されている、であろう
夏休みの教育関係者のみなさま、そろそろこんな問題に直面する例がちらほら見られています。
「昆虫が食べたいという子」の出現です。
これは非常に難問ですが、多くの保護者のみなさまはモニョモニョと回避してきたのではないでしょうか。
というのも、夏休み子ども科学電話相談にこのような質問がきたそうなのです。
お友達「セミはなぜ味がしないんですか?」
お姉さん「他の虫は舐めたの…?」
お友達「カナブン、カマキリ、バッタ、クワガタは舐めました」
先生「舐めるだけじゃあかんと思うわ。ムシャムシャっと噛まなあかんと思う。どう?」
お友達「いやだ!」
先生「いやかぁ…」
#夏休み子ども科学電話相談— ヤギの人(お盆前) (@yusai00) 2018年8月1日
私の答えとしてはこちらです。
虫の表面は疎水性のクチクラなんで舐めただけだと水溶性のある味は出てこないかなぁ。ギ酸を分泌するアリとかカメムシなら舐めて味を感じられると思う。
— 蟲喰ロトワ 昆虫農家 蟲ソムリエ 6月からラオス (@Mushi_Kurotowa) 2018年8月1日
さて、昆虫を食べたいという子供に私たち大人はどう答えられるでしょうか。
相談の子は知識欲で味を知りたいとのことで、とても共感してしまいました。
味が知りたいという欲求わかるぞ。昆虫図鑑に書いてないもんな。きのこ図鑑には書いてあるのにアンフェアだよな。
— 蟲喰ロトワ 昆虫農家 蟲ソムリエ 6月からラオス (@Mushi_Kurotowa) 2018年8月1日
以前に某学校の研修会で使ったスライドを紹介いたしましょう。
これをもとに再構成したものが、「食べていい昆虫の5原則」
です。
さて、私達、君たち大人は「昆虫を食べたい子供」にどう応えるか。
もし実践されている方がいらっしゃいましたら教えてください。
私は「一緒に食べよう」といえますが、そうでない方がほとんどでしょう。
どう応えるか。どう答えたいか。そのためには何が必要か。リクエストをお待ちしております。