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前回イチジクカサンの幼虫と蛹を味見しましたが
残りが成虫になって産卵したのでこれらも味見しました。
卵 (小さい黄色いつぶ)
プチプチとした食感はカイコの卵にそっくり。ただ小さすぎて味がわかりにくく、カイコほど独特の味がないので、あまり料理にはむかなそう。卵に限ってはカイコの勝ちかと。

成虫♀
毛がしっかりしており、茹でただけではとれない。煎る必要がありそう。
カイコよりバランスとしては毛深い印象。食感が悪いので幼虫・蛹をオススメ。腹部に卵が詰まっており、カイコより小粒で、とびっこに似たプチプチとした食感。臭みは全くなく木質で香ばしい。トビイロスズメの成虫に近い味。

イチジクカサンは
卵を除き
多くの成長段階でカイコを圧倒しました。
次は
これに桑を食べさせるとどうなるか
変異体カイコ(広食性カイコ)に桑以外を食べさせて育てるとどうなるか
いろいろ考えられます。
養蚕を源流とする「蚕学」の蓄積は、
ぜひ利用したい日本の財産といえそうです。
蚕の次に養殖すべき昆虫を見つけられたら嬉しいですね。