そろそろ寒くなって参りました。
鳴く虫の季節も終わり、昆虫食もシーズンオフに。
とおもいきや、
養殖昆虫を注目していきたいと思います。
昆虫食の生物はけっこう多く、その中でも生き餌でないと
嗜好性が低い、というペットとしては困った連中がいます。
例えば
以前飼っていたフトアゴヒゲトカゲ「June二郎」
昆虫食性が強く、あまり野菜を食べてくれませんでした。
そのようなペット用生き餌として
流通している2種
フタホシコオロギ Gryllus bimaculatus
ヨーロッパイエコオロギ Acheta domestica
彼らはコオロギの中でも
卵で休眠をしないので、温度さえあれば年間何度でも孵化してきます。
タイで食用に養殖されているのもこの種です。
一方で日本の普通種は一度低温を経験しないと休眠から覚めないので
年間二回ぐらいが限度です。
なので、年中暖かい環境を用意する必要がある爬虫類飼育に適した生き餌といえるでしょう。
それでは実食
ヨーロッパイエコオロギ
おいしい。うまみがあり外皮が柔らかく、揚げて食べることが普通だが茹でてもイケる。
フタホシコオロギ
香ばしい香りがあり、イエコオロギよりも特徴的な味。外皮はやや固いが食べやすいほう。「コオロギ臭さ」は殆ど感じない
コオロギをおいしそうに食べる爬虫類を見ると
その味が気になってきますが、彼らの好きな昆虫は
やはり味もなかなかのものでした。