こんな機会に出会えるとは思っていませんでした。
セミヤドリガ。Epipomponia nawai
寄生生物なのに、口が咀嚼型なので
どのようにしてセミから養分を奪っているかナゾの寄生蛾。
これは面白そうです。
そのほとんどがヒグラシに寄生するそうで、
ヒグラシは木の高い所によくいるので捕獲が難しいセミです。
偶然手に入れることができました。
イラガの寄生バチ等は食べたことがありますが、
セミの味を知るセミヤドリガ。初めて見ました。
白い体表の綿毛がきれいで、砂糖菓子のようです。
裏返すとこんな感じ
さて、
実食
セミヤドリガは茹でると綺麗なピンク色になり、周囲の綿毛状のものが
溶けて消えてしまいました。
セミヤドリガ
なめらかな食感。セミの香りがする。コクがあり、クリームチーズによく似た味
ヒグラシ
胸部の脂肪体はプルプルとした食感。筋肉の肉っぽい旨味もよい。腹部はつよい木の香りがあり、若干ほろ苦い。成虫の中ではクチクラも柔らかく、茹でて食べられる汎用性も魅力。
私は知り合いがセミヤドリガを見たことがあり、そしてそれは何かと思い知らべてみたらこんなものかとわかりました