横浜で平日のみ、という自分にとっては厳しめの日程で開かれていたこの展覧会。
たまたま神奈川県での別の打ち合わせがちょっと早めに終わり、横浜に寄っても次の埼玉の用事に間に合いそうだったので、足を伸ばしてきました。
お目当てはTwitterでいつも拝見している福田亨さんと、奥村巴菜さんです。
蟲使い展 来れた！ pic.twitter.com/2Oe6PsCCoR
— 蟲喰ロトワ 蟲ソムリエ しばらくラオス 一時帰国11月予定 (@Mushi_Kurotowa) August 1, 2019
まずは奥村さんのツノゼミ・ハゴロモ群。
女の子がお母さんらしき人に連続で質問していて、「ツノゼミはほんとにいるの？」「いるんだよ。」「じゃあポテトツノゼミは？」「これはいないよ」「え、ポテトツノゼミはいないの？」とのやり取り。たしかにこれは難しい。
パロディというのはなかなか成立が難しく、とくに奇天烈なツノゼミの前胸背板の多様性にインスパイアされて創作したポテトツノゼミ、トウガラシツノゼミは、年若い女子にはなかなかハイコンテクストだったのではないでしょうか。しかしポテトツノゼミのハイコンテクストに負けず、好奇心が刺激されたようでそこの文脈が伝わらなくても伝わっている部分にパワーを感じました。
そして立体木象嵌の福田亨さん
福田亨 @TF_crafts さんの新作ゲンゴロウ。
— 蟲喰ロトワ 蟲ソムリエ しばらくラオス 一時帰国11月予定 (@Mushi_Kurotowa) August 1, 2019
水面が、、水面が見える。。。 pic.twitter.com/fRJqWUpspQ
すげぇ。ゲンゴロウで水面を表現してる。。。超絶技巧の昆虫、というどえらく存在感のあるもので、日頃見慣れた水槽の水面を、何もない空間に見せてくるってすごくないですか。360°どこから見てもスキがなく、欄間や障子のような日本の風情をもつきっちりした枠に透かし彫りの水草の雰囲気と、水面のようなむらのある木材、そして生き生きと丸っこいゲンゴロウ。これはずっと見ていたくなる。
そしてTwiterで話題になったクワガタ。あえて樹皮を図案化してクワガタの生々しいエロいラインを見せてくる台座。えっちだ。
ノコギリクワガタ。樹皮を木材で図案化するという何が何だか。すごい。クワガタがぐっと生々しくみえてくる背景。 pic.twitter.com/Xh6GvDOo6T
— 蟲喰ロトワ 蟲ソムリエ しばらくラオス 一時帰国11月予定 (@Mushi_Kurotowa) August 1, 2019
私もTwitterユーザーのはしくれとして、バズるツイートができればいいなと思っていた矢先、ふとみるとなんだか通知がうるさい。
あたらしくてふるいパチンコ看板の消え方。 pic.twitter.com/fEIOzUa5pT
— 蟲喰ロトワ 蟲ソムリエ しばらくラオス 一時帰国11月予定 (@Mushi_Kurotowa) August 1, 2019
みんな虫より○チンコが好きか。パチンコが。これまでの虫関係のややバズりつぶやきを大きく抜いて、この横浜駅前の看板がいちばんバズる。なんとも需要と供給とは難しいものですか。ね、虫を見ていってくださいよ。○チンコではなくてさ。このアカウントは昆虫食アカウントであり、このブログは昆虫食ブログですよ。そういえばシン・ゴジラでバズったことがあったな。
注意力散漫昆虫食ブログ、どうにかやっていきます。