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以前にジグモのメスとその卵鞘を味見しましたが、
美味しかったので久々に捕獲してみました。
今回は産卵前のメスとオスがいましたので
食べ比べてみましょう。

向って左がオス、右がメスのジグモ Atypus karschi
形は小ぶりですが、カンボジアで食用にされているタランチュラとよく似た体型。
攻撃性は高いですが 味がよく、
土中に巣を作ってけっこう高密度で生息しているので、
日本で養殖するにはこっちのほうがいいかもしれません。
と思ったら
性成熟まで3〜4年とのこと。ちょっと長いですね。。。。
味見
ジグモはやはりメスが美味しい。旨味の強いシーチキンのようなタンパクの美味しさとプチッとした噛みごたえ、適度な重量感が茹でた時にプリッとして大変おすすめ。オスは外皮の噛みごたえがあるものの肉質は少なく、体液の甘みがある程度。少し口に残った外皮がジャリッとする。やはり産卵期のメスがおすすめ。

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今年の6月初旬
シロヒトリ Chionarctia nivea
の幼虫がワシワシ歩いているのを見かけ、捕獲しました。

ヒトリガと並んで「クマケムシ」と呼ばれる定番のケムシ。
大変食べにくそうなのですが、これを前蛹まで置いておけば
美味しく食べられるのではないか、と期待しました。
桜の葉をせっせと与え、何も食べなくなってからフタ付きのケースにティッシュと一緒に入れました。
しばらくもぞもぞしていたのですが、
彼はケース内に自らの毛を使って繭状の構造を作り、寝床にしていきます。
以下閲覧注意

... "味見:ヤドリバエサナギ・成虫" を続けて読む

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キマワリ  Plesiophthalmus nigrocyaneus
ゴミムシダマシ科の甲虫で、歩くのが速く、
ヒトに見つかると木を回りこむように逃げるのでこの名前がついています。

ゴミムシダマシといえば
ツヤケシオオゴミムシダマシ・通称ジャイアントミールワーム
が有名ですが、この昆虫は成虫になると悪臭物質「キノン」を出すので
幼虫しか食べられません。
そのためキマワリももしかしたら臭いかも、と心配だったのですが
何事も食べてみないと始まらないですので味見をしてみました。
味見
ゴミムシダマシ系は臭いのかと思ったが、
意外と燻製のような木の香りがしてよかった。
ただ長い手足がノドに引っかかりやすいので揚げがおすすめ。肉質感はなし。
キマワリがジャイミルのように養殖出来れば、
成虫まで食べられるのでよりよいかもしれません。
歩くのが上手なので養殖に難儀するかもしれませんが。

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そういえばこのブログを開設したのは昨年の8月1日。
一周年を迎えていました。
ご愛顧ありがとうございます。
44642アクセス。
143記事。
食べた昆虫176匹(種・ステージごとにいろいろ)
なかなか長続きしない性格ですが
よくもまぁ続いたものだなぁと。
感慨深いですね。
一周年記念ですが、いつものように味見をします。
ヤマトルリジガバチ Chalybion japonicum

青の光沢が美しい ハチです。
腰が細くていいですね。
部屋に侵入していたのを捕獲しました。
ヒメグモやアシナガグモを捕獲するので、クモの捕食圧を期待する場合は
間接的な害虫といえるのかもしれません。
味見
細身のハチはやはり固くて食べにくい。強度が高い味は普通で特徴はない。
何の変哲もない昆虫ですが、いつものように参ります。
今後共よろしくお願いいたします。
むしくろとわ