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ハチドリのようなホバリング性能をもつ昼行性のガ、オオスカシバCephonodes hylas
はその愛らしい姿から人気の高い昆虫です。
スカシバ=透かし翅の名の通り翅が透き通っていますが
スカシバガ科ではなくスズメガ科。
スズメガかどうかはその幼虫の姿を見ればわかります。

前蛹になって縮んでしまいましたが、尻の一本角はまさにスズメガ。
クチナシの葉を食べるのでどのような味わいになるか興味深い所
味見
他のスズメガに比べかなり甘めの味。クチナシのような香りは全くなく、
少し繊維質が口に残ってしまった。この「繊維質」は
鱗翅目が繭を作ったりサナギの固定用に分泌する糸由来ではないかと思っています。
スズメガ科は前蛹を食べても問題ないのですが、
大きな繭を作るカイコガ科やヤママユガ科では、
繊維の元を貯める絹糸腺の発達が食感を左右しそうです。
絹糸腺の発達と食味の時期についてはおいおい書く予定です。