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クロコガネ Holotrichia kiotonensis
夜の畑にうろうろしていました。けっこう多く捕獲できるので
食べごたえのある量がとれます。

いつもはコガネムシは揚げが定番なのですが、
今回はあえて茹でていただきます。
若干の土臭さとこうばしさ、内部はほぼ空洞。
クチクラはカタイ。口にのこってしまう。
コガネムシは揚げに限りますね。

ゲジThereuonema tuberculata
形をみて食わず嫌いだったのですが。
顔がカッコイイとの情報により捕獲してみたくなりました。
氷に入れてもすぐ動き出すので、うまく全身写真がとれませんでしたが
お顔はこんな感じ。

実はイケメンです。
脚がすだれのように整然と並んでいてカッコイイですね。
筋肉質で弾力があり、繊細な脚も食べやすく気にならない。
タンパクだが昆虫の筋肉特有の甘み・香ばしさはなく、ささみのようなシンプルな味。
美味しかったので、
次はオオゲジでしょうか。
脚がポロポロとれるので撮影もうまくやれるよう頑張りたいところです。

春になり続々と虫たちが育っています。
ギシギシの葉にいた見慣れないこの幼虫。

「イモムシハンドブック」にも載っていなかったのですが、しらべたところアヤモクメキリガXylena Ochsenheimerの幼虫のよう。
いつものように茹でてポン酢で。
豆に似たやさしい甘み。かなりうまい。外皮もソコソコの噛みごたえと弾力がありバランスが良い。とてもみずみずしい。久々のヒットです。色もよく比較的大型なのも嬉しいですね。

以前 秋に「ゼッタイに食べてはいけない」昆虫としてマメハンミョウを紹介しましたが

春になってツチハンミョウ(ヒメツチハンミョウ?)を頂きました。

ガンダム0080の ケンプファーのような
ブルーメタリックのカッコイイ虫です。


ですが絶対に食べないで
ください。

触れるのも危険なようです。

節から出てくる黄色い汁にはマメハンミョウと同じ猛毒、カンタリジンを含むので

大変危険です。

でも

カッコイイですね。

ツチハンミョウのメスは春に数千個の卵を産み
ハナバチの巣に寄生して大きくなるとのこと。ううむ。すごい。

再度お知らせしますが
カンタリジンは加熱では消えないので絶対に食べないで下さい。
食べてはいけない毒虫をしって、必ず加熱して
昆虫料理を楽しみたいものです。