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冬はバッタのエサであるイヌムギを求めて河川敷に採集に行く日々です。
そこでオオカマキリの卵を見つけ、味見をしようと
引き出しに入れておきました。
卵塊のフワフワの部分をむしり、卵を食べた、との話を以前に聞いていたからです。
当然孵化させるつもりは毛頭ありませんでした。
まだ春まで時間があるのでそう簡単には出てこないだろうと高をくくっておりました。

デスクトップ占拠。
華奢な肌色の孵化幼虫が周りを伺いながら我が物顔で散開する感じは
こいつらによく似ていました。本当にモチーフじゃないかと思うぐらいそっくり。

研究室の平均気温はインキュベーターの影響で25度前後で年中一定しております。
春はまだ先なのに起こしてしまいました。
蟷螂には申し訳ないことをしました。
食べて供養いたしましょう。

一緒にトノサマバッタの孵化幼虫も頂きます。
カマ茹で湯豆腐として食べましょう。
カマキリ
しなやかで、しゃきっとした歯ざわりがとても心地良い。
ほそもずくのような食感。ポン酢もよく絡んで豆腐に食感のアクセントを与えている。
トノサマバッタ
カマキリより一匹ずつに重量感があり、ぷちっとした食感とシャリッとした歯ざわり。なにもたべていないせいか草の香りはほとんどしない。味の絡みはカマキリのほうが良い。
同じ孵化幼虫でもまったく食感や味が違いますね。
次回は孵化する前の卵を食べ比べてみたいです。