撮影に使用したサクラケムシ(モンクロシャチホコ幼虫)はスタッフが美味しくいただきました。
日: 2012年9月19日
味見;ツチイナゴ 近縁種食べ比べ
ツチイナゴ
Patanga japonica
イナゴの一種で、比較的大型。成虫越冬することが知られており、
春先に出てくるトノサマバッタ様の大きなバッタは大抵この種。
(トノサマバッタは卵越冬)
亜熱帯に生息する近縁種タイワンツチイナゴは更に大型で、
タイ食材店で揚げ冷凍したものが売られています、
昆虫料理会でも人気の昆虫です。
さて。
今回はツチイナゴを幼虫で捕獲し、
脱皮後7日間の♂を使用しました。
同じ条件でトノサマバッタ♂を用意し、食べ比べることで
成長段階での味の変化を抑え、近縁種同士を正確に比較できます。
比較画像。
茹でてポン酢で味見
トノサマバッタに似た味だが枯れ草のような香りがつよく、すこし筋張っている。脂質のコクが感じられない。けっこう美味しいがトノサマバッタに及ばない。
期待していたのですが、トノサマバッタを超える味ではありませんでした。
日本のバッタでは私見ですが、トノサマバッタが今のところ一番美味しいです。
次点でヒゲマダライナゴ。あたりです。
これから秋になり、バッタの美味しい季節になります。
美味しいバッタをご存知のかた、是非お知らせください。