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味見:ナミハナアブ

秋ももう終わりに近づいてきました。
朝晩の冷え込みはもう氷点下に迫る勢い。
そんな中、セイタカアワダチソウを盛んに飛び回る元気な虫が。

ナミハナアブ Eristalomyia tenax Linnaeus
ぱっと見ミツバチによく似ています。擬態のようです。
冬なのにとても活発で、見ているとこちらも元気が出てきます。

幼虫は腐植食性で下水溝などに生息
成虫は花粉を食べるとのこと
成虫の食い物がファンシーなぶん、幼虫の食い物が気になります。
下水…ううむ。 悩ましい。
食べるかどうか迷いました。
が、近頃新しい昆虫を食べていないので、開拓したいとの思いや
成虫は花粉食だしクリーンだろうとの勝手な判断から
味見してみることに。
くれぐれも加熱は十分にいたしましょう。
以前に食べたシオヤアブのように
大型の双翅目はけっこうクセのない美味しいものが多そうです。
先入観なく食べてみることが大事かと思います。
味見
目がカリッとしており、全体的に柔らかい印象。味も全くクセがない。胸部の毛にポン酢の絡みもよいので薄味がおすすめ。毛の悪い食感はほとんど感じられない。
味は良かったのですが。。。
衛生的にどうなのか不安が残ります。
やはり腐植食性の昆虫はコントロールされたエサで育てて食べるようにしたいものです。

3 thoughts on “味見:ナミハナアブ

  1. soy

    見た目はとっても愛らしいですが下水ですか…。しかし迷いながらも結局召し上がるとは流石としか言いようがないです!結果、美味しかったというのは幸いですが、お身体に変調がきたされないことを願っております。。

    返信
  2. リン

    はじめまして!幼虫大好きリンです。
    採集した幼虫の名前で検索するとよくここに辿り着くので気になっておりました。コメント残させていただきます。
    方向性は違えど虫がお好きでいらっしゃるようなので勝手に嬉しく思っています。
    これからもこっそり覗きにきますね!

    返信
  3. ng

    昆虫食に関するブログを色々検索していたところ、このHPを見つけました。
    色々な昆虫を試食されてるのですね!記事を読んでいて、自分でも色々な昆虫を食べてみたいと思ってしまいました。
    食用昆虫科学研究会にも興味が湧いてきています。
    今後も読ませて頂きます。
    今回はナミハナアブを食されたのですね。
    腐食性の昆虫だと、確かに飼育下でないと衛生性は確保し辛いですもんね・・・。野生のものを食した勇気、流石です。
    ところで、タイトルに「はじめまして」と書きましたが、実は「お久しぶりです」。
    ショウジョウバエ、トランペットが共通点で、マダガスカルゴキブリを飼っている研究室に所属していた者です。これで私が誰か分かるかと思います。
    私もマダガスカルゴキブリを飼っていますが、まだ食べたことはありません。そのうち食べてみようと思っています。

    返信

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