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本当に苦いテントウムシの話

テントウムシはカブトムシと並んで日本人に親しまれている虫です。
英語圏ではLadybugとも呼ばれ、子供用のデザインとしても人気ですね。
ただ、「苦い」らしいのです。
テントウムシをいじったときに脚の節から出る黄色い汁が。

ナナホシテントウ Coccinella septempunctata
言わずと知れた 超有名昆虫です。
いろんな昆虫図鑑で見ます「テントウムシは苦い」
そして具体的な毒物ではなさそうです。
ただ、今まで実際に食べたことはありませんでした。
確かめてみようか、どうしようか逡巡していたところ、
こんな話を思い出しました。
ソムリエの専門学校では、未成年の生徒が
テイスティングする際は口にふくむだけで飲まないそうです。
つまり、飲み込まなくてもテイスティングできるのです。これはおそらく昆虫も同じでしょう。
カンタリジンやペデリンのような粘膜に水疱をつくるような炎症性の高い成分ではダメですが
テントウムシだったらイケるかもしれません。挑戦してみましょう。
味見;苦いという噂だったが本当に苦い。青菜系の強い青臭い香りがあり、苦味はゴーヤ系。野菜の苦味に近いと思う。
…やはり苦かったです。小柄なのにしっかり苦味がありました。
ですが、ヨコヅナサシガメハンミョウと同じぐらいですね。危険は感じませんでした(鈍感)
やはりテイスティングしてよかったです。
食べた後 新たな疑問が湧きました。
「ナナホシテントウは肉食」なのです。
つまり
あの青菜のような強烈な香りや苦味はもしかしたら
テントウムシのエサ、アブラムシの
味を濃縮したものなのかもしれないのです。
そう考えると、アブラムシはもっと食べやすい
青菜の味があるのかもしれません。
小さくて食べていなかったのですが、もしかしたら…
集合している所があれば集めて食べてみようと思います。

1 thought on “本当に苦いテントウムシの話

  1. おろか者

    子供の頃、テントウムシを触った手を舐めたことがあります
    うっかり誤ってですが、その苦さときたら大変です
    口の中がひと月位苦みが残ったと思います

    返信

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