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ラオスから帰ってきました。アベマプライムに出演しました。(放送後追記)前編

みなさま、ラオスから帰ってきました。

さっそくですが、こちらの番組に出演することになりました。

30日にラオスから成田に帰ってから、家に2時間で準備し、移動、アジアスーパーストアで購入、
そして内山さんの家で作って収録と、慌ただしい日本帰国となりました。

テレビは苦手なので、今までテレビ慣れしている内山さんやギリコさんに何度も丸投げをして、私は裏方に徹していたんですが
ラオス案件はもっと支援を集めるべきなので、これからは露出を頑張ろうと思います。

どうぞご覧ください。

さて、放送されたので追記しておきます。時間の制約があったのと、出演者のみなさんの反応次第で番組は大きく変わるので
放送に乗らなかった部分を補足しておきます。

「ラオス昆虫食を真似る会」と名付けました。
その名の通り、ラオス人から聞いた昆虫料理を再現して、美味しさについてああだこうだという会です。

1,クロオオアリとツムギアリの食べ比べサラダ
2,タガメのチェオとカオニャオ(もち米)
3,4種の昆虫こぶみかん炒め

 

ツムギアリは「カイモッデーン」という名前で売られています。ラオ語もタイ語も発音は同じです。

「カイ=卵 モッ=赤 デーン=アリ」という直訳ですが、正確にはアリの幼虫と蛹です。卵型で口が殆ど見えないので、卵と理解されていますが、口伝が必ずしも昆虫学的に正しいわけではない、という一例です。ご注意ください。

余談ですが、英語圏から日本語への翻訳についても、文化の違いから昆虫の翻訳がうまくいかないことがあります。

Waspがスズメバチなのか寄生蜂なのかそれともカリバチなのか。
Locustがイナゴなのかバッタなのか
Fruit flyがミバエなのかショウジョウバエなのか。学名に依存しますのでそこらへんを理解した上で、わからない場合は専門家に問い合わせた上で翻訳していきましょう。

話を戻します。
カイモッデーンはラオスで新鮮なものを味見しました。
野外で観察してみると、意外と都市部に多く、残飯などのタンパク質を積極的に回収していました。攻撃力の高いゴキブリ、といった食性です。

ファージみたいなツムギアリ。

田舎にももちろんいます。というかどこでもいます。

市場で通年手に入る昆虫はツムギアリが最も多そうです。

新鮮ツムギアリ
新鮮なので羽化女王がまだ生きている。

そういう意味で、「高品質タンパク質の常温保存」を考えた時に、社会性昆虫であるツムギアリは重要な資源かもしれない、と思います。

今回比較したのは養殖クロオオアリ。4年前に捕獲して女王一頭から育てたものです。

女王の寿命は10年とのことで、ウシやブタと比べてもそこそこ長生きです。
クロオオアリは女王が手に入りやすいですし、比較的大型で飼育も簡単です。
ペット飼育の入門種として知られています。

アリは肉食なので、タンパク質の生産・濃縮には寄与しませんが、年中常温で質の高いタンパク質が保存できること、
そして女王さえ残しておけば、何度でも収獲できることを考えると、かなりいい肉用家畜ではないかと思います。

映像の中にもでてきましたが、アリ養殖用のシステムを開発しました。こちらです。

 

ディスポのフラスコを使っているので、汚くなったアリ部屋を交換することができます。
もともとはアリ研究者がやっていた「試験管飼育」の変形なのですが、角型のフラスコをつかうことで、スタックできるようになっています。
そしてもちろん、積んでいたものを平面に広げて、全体像を見渡すことも可能です。

タガメのチェオとアリサラダ

飼育容器の話が長くなりました。今日はラオス料理です。
1,アリの子のサラダ食べ比べ
レタス、カイワレ、プチトマトでサラダをつくり、上から茹でたアリをトッピングする。

食べてもらったところ、クロオオアリの酸味が心地よく、
幼虫はギ酸をつくらないので、成虫の酸味がスープの味付けにつかわれることがあります。
ところがギ酸はアルデヒド基をもちますので、放置すると炭酸となってしまいます。ツムギアリの新鮮なものは
きつい酸っぱさがあるんですが、缶詰では失われてしまいます。

クロオオアリは他の香りとのバランスがいいためか、かなり風味が良い印象です。参加者の反応もよかったです。

2,タガメのチェオとカオニャオ
唐辛子5本とタガメ3頭をサッとあげる。揚げ油は炒め物に使う。
ニンニクひとかけら、玉ねぎ小一個を魚焼きグリルで焼き目がつくまで焼く
タガメ、唐辛子、ニンニク、オニオン、ライムの順にすりつぶす。
塩胡椒、で塩味を調整する。タガメが塩漬けなので塩入れすぎ注意
レンジで温めるカオニャオをティップカオ(竹容器)につけていただく。

チェオとはラオスやタイでよく食べられている辛味噌のようなもので
タガメやカメムシのように強烈な香りがあるものをいれることで、おいしくなります。

カオニャオは長粒種のもち米で、強い蒸気で蒸し上げるとなんともいえないモチモチ感がある
腹持ちのいい米です。

カオニャオにチェオをつけて食べると、無限におなかがふくれます。
塩分は強いですし、さほどタンパク質もないので、ラオスの栄養不良の一つの要因でもあるんですが、
まぁおいしいです。塩辛い梅干しでご飯を無限に食べていた少し昔の日本人に通じるものがあります。

 

あと
「4種類の昆虫こぶみかん炒め」の食べ比べがあるんですが、後編とします。

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