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フェモラータオオモモブトハムシを茹でる会 準備編

3月上旬、有志でフェモラータオオモモブトハムシを茹でる会を開催してきました。

取材の方も来てくださって、記事化もされるとのことです。Be-palのこの号に掲載予定との連絡をいただきました。
読んでください。

先日放送されたムシモアゼルギリコさんを取材した番組、「神々のスマホ」の映像素材として撮影もあったのですが、本編には使われなかった模様です。また続報がありましたら案内します。

公開されている信頼性の高い情報は三重県総合博物館のページ

ググるといろんな採集日記がヒットしますね。

さて、今回のテーマは「外来種を食べて対策する会のプロトタイピング」となります。

外来種対策の上で食べる、というイベントやテレビ企画は最近増えてきましたが、昆虫で、となるとなかなか実施されないものです。また、フェモラータオオモモブトハムシは今後拡大が懸念されていることから対策をうたって拡散に寄与しては本末転倒です。なので今回は声をかけた有志の方、そして事前に資料を送りつけて読んでもらいました。

What is Sagra femorata?

フェモラータオオモモブトハムシは東南アジアに分布するハムシの仲間。
学名 Sagra femorata ハムシにしては珍しく、幼虫がクズの茎の中に穿孔して虫こぶを作る。暖かい地域の種だけど日本で越冬できる。今の時期は「前蛹」呼ばれる幼虫と蛹のちょうど間の時期です。

What are Introduced Insects?

外来種とは?
人間の活動に伴って、意図する、しないに関わらずそれまでその生き物が生息していなかった場所に持ち込まれた生き物。その中で、新しい環境に適応し、在来の生物に悪影響をおよぼすまでになった生物を「侵略的外来種」と呼びます。侵略的外来種のうち、今後の悪影響が予想され、侵入が初期段階で、少ない予算で駆除可能であると判断されると予防的に駆除対象になることがあります。

About invasive alien species.

特定外来生物とは、外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から外来生物法によって指定されます。特定外来生物は飼育、養殖、生きたままの保管及び運搬することが原則禁止。

Plant protection law.

国内の植物を国境で守る法律として、植物防疫法があります。
農作物や樹木などの植物に大きな被害を与える恐れのある昆虫類は輸入禁止。フェモラータオオモモブトハムシも輸入禁止昆虫に含まれます。クズを食べるぶんには問題ないが、ダイズについて害虫化した報告もあり、今後広がると農作物被害も出かねないのです。

Researcher's worry and enthusiast's responsibility

クズは河川敷に無限にあるので、フェモラータオオモモブトハムシも拡大しているが、いつ農業害虫になるか見当がつきません。美しい昆虫として標本に人気があるので、もしかしたら昆虫愛好家が密輸して放虫したのかもしれない。植物の保護と、外来生物の危険性を考えると、できれば拡散に寄与してほしくないところです。

Request

ということで、今回は特定外来生物並の、(万が一特定外来生物に指定されても持続可能な)体制での会を開催してみました。
外来種対策をうたってかえって拡散したのでは本末転倒です。現地で捕まえたハムシはすべて現地で茹でます。生きたままの持ち帰りは禁止とします。ゆでた後の味見・イベントへの利用は自由です。今回の発起人はムシモアゼルギリコさんなので、会の性質上、ギリコさんを優先します。

How to catch.

そして道具を準備しておきましょう。虫こぶをツルから切り取るのは太枝切り鋏、高かったり遠いところにある場合もあるので伸縮式が楽です。切り開いたり剥いたりするのは剪定ばさみのラチェットタイプがおすすめです。手の小さい方はレディースタイプを選びましょう。

トゲのある植物もあるのと、ホコリがすごいので、マスクやメガネ、軍手などもあるとよいです。河川敷は風が強いので万全の防寒体制にしておきましょう。ひっつきむしの付きやすい服装は控えましょう。
それではみなさん準備できましたか。採集編につづきます。

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