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発売日は取り扱いによってまちまちだったのですが、販売が始まっておよそ10日間、いろんなイベントをしました。

立派なお花をいただきました。

立派なお花を出版社からいただきました。ありがとうございます。

最速はこちら!

今の御時世で、なかなかリアルイベントが開けません。昆虫関係者にも夏の昆虫イベントの中止が相次ぎ、苦しんでいるとの話も聞きます。また一方で、TAKEOは通販の会社です。そもそもの食品衛生の管理があり、その上で対面で長時間会話しない、という性質上、通販はレストランよりもずいぶんとリスクが低い、と試算されているようです。そしてさらに、テイクアウトの店先がある。おお、これは。

一つのリアルイベントの可能性として、挑戦してみようとTAKEOのみなさんと打ち合わせをしました。

1,私は会計を扱わない。サイン本のみ。

これは今回、1日店長という形ですが、客さばきを仕事とする「副店長」のような役割です。通常営業のみうら店長が引き続き会計とテイクアウトメニューの対応を行い、私が通常業務の衛生リスクを上昇させないようにしています。またサイン本についてはネット会計を済ませており、本人確認をした上で、手を洗った私がサインを手渡す、という一方向でのやり取りに抑えました。

2,店内へ入れるのは二組まで

こちらは軒先の私の仕事です。基本的に店外に顔を出した状態で会話します。幸い天気もよく、換気も十分にされていたとおもいます。狭い店内ですので、会計が必要な方、持ち帰り用のTAKEO商品をご購入の方のみ、私の案内で店内に入ってもらいます。

3,時間帯予約を入れてもらう

結果的に混雑することはなかったのですが、一時間ごとで時間帯予約をいれてもらいました。細く長く、客足が途切れない状態なので、小さなお店、小さなテイクアウトカウンターではおまたせ時間が減っていいかもしれません。

4,やっぱりリアルイベントの偶発的な出会いは必要

いまのオンラインで大きく不足したのが「雑談」と「偶発的な出会い」です。

防犯上仕方ないのですが、オンラインでは宛先のはっきりした出会いしか、いまのところありません。「とおりがかり」や「たまたま」の出会いが作られるのがこのリアルイベントの大事なところです。もちろん私の著書を買ってくださる、という極めて趣味の近い方が出会う場にもなるでしょう。無事何組か、知り合ってほしかった皆さんを近づけることができました。オンラインでは私の著書を介してのつながりしかなかったものが、オフラインで出会うことで私の介在なしに、勝手に話が進みそうで、すごく楽しみです。

こういった「リアルの出会い」によってオンライン上の関係性を一気に多重にして、「介在」という伝書鳩的ロスを省略してしまうのがリアルイベントのはっきりとした機能になるような気がしてきました。会うコストが高くなるにつれ、はっきりとした意義をもたせたリアルイベントが、今後増えていくでしょう。

今後の課題は「ランダム性」と「偶発性」をいかに防犯しつつ作り出していくか、でしょうか。あのリアルはなんだったのか、考えて整理する機会にもなりそうです。

さて次はオンラインイベント ロフトプラスワンウエスト主催でのトークイベントです。主催が大阪、会場は出版社の東京、ゲストはギリコさん、お客さんは全国、となんだかイベントとして「どこにあるイベントか」わからなくなるバーチャル感がありますね。

 

ギリコさんも「蟲ソムリエ」に。

無事終えました。アクセスいただいたみなさま、ありがとうございました。

さて(いまのところ)出版イベント最後はこちら!

代官山蔦屋書店からお声掛けをいただきまして、書店から無観客オンラインイベントを配信することになりました。お相手はわたしのたっての希望で「AI HASEGAWA」さんです。

じつは細く長いおつきあいがありまして、作品を何度も見に行っています。

非常に「硬派」な文脈の作品を作られるので、素人の私が見ても、あるいはアートとしてではなく「論文をベースとする表現物」として外から見ても、誠実で頑強なロジックが貫かれています。

私の願望が強く出過ぎた 笑 イベントなので、ちょっと説明が必要に思います。こんな経緯なのです。

ということで、何を話そうか、また新しい挑戦でハラハラしております。

27日の日曜日、お昼過ぎにオンラインでお会いしましょう!

ええと、もしや、、売れているんですか?正直なところ、Twitterでしか反応が見えないのです。いつも見る「昆虫を食べないみなさん」が買ってくださって、勇気づけられるコメントをいくつもいただきました。

すごくありがたいなぁと思うとともに、ふと一般書店を見ても(当たり前ですが)置かれているので、「Twitterを見ない方」にどれほど手にとっていただけているか、正直まったくわからないのです。

レビュー書いていただけるとありがたいです!

あと、10月にラオスとのオンラインでの調印式のあと、私がラオスに戻れるのは年明けになる予定になってしまいました。私はすぐ戻りたいのですが。ラオスは封じ込めに成功した国ですので、感染リスク制御については国際的な取り決めにならうしかありません。

そのため「ラオスの活動の広報」という形で、年内は国内でセミナーや講義などお引き受けできます。ラオスに行ってしまうと、日本に戻るのは難しいのでオンラインが基本になるでしょう。詳細はお問い合わせください

二倍マクロ、気になっていたLaowaのレンズがこれまでいくつかありました。


虫屋さんの間で評判がよく、あらたにマウントを導入しようかと迷っていたときに、ついに

とうとうマイクロフォーサーズが登場

以前に同じ画角のレンズを導入していたのですが、古いZuikoレンズで、明るいものの、ハーフマクロです。そして前から持っていたオリンパス60mマクロ、比較していこうと思います。まずはファーストインプレッション。

たまたま、8月末にライトトラップへのお誘いをいただきまして、虫を撮りまくろうと某田舎に行ってきました。しかし暑い、、熱中症には注意をしつつ、、

そして某田舎へ。

ひさびさに虫とふれあいました。そしてカリッカリに写ってくれるLaowa まったく深度合成もなく、RAW現像もしてないので撮って出しですが、自動絞り最高!は言えます。ピントを先に決めてしまって近づいて、被写体とカメラの位置を調整している時、たいてい片手は空いていてほしいのですが、自動絞りでカメラ側から操作でき、またフォーカスピーキングを使うときに明るい状態でチェックできるのでありがたいです。

しかし、、無限遠から二倍マクロってかなりの振れ幅ですが、ハーフマクロあたりからフラッシュなしには厳しいです。オリンパスの60mmマクロと比べると防塵防滴がなく、カメラ内深度合成もないので、この描写が好きな人が買うことになるでしょう。このレンズの「味わい」みたいなところまで引き出せたらと思います。私の写真のゴールは「美味しそうに映るか」ですので。精進します。

そしてEm5 MK3とともにもう1台、G9のほうで撮影していたら、、、

チェックしたらオリンパス機では一切ゴミがなく、G9だけでした。

カメラのキタムラでクリーニングをしてもらい一件落着。オリンパスってすごいな、、と思いつつみなさま、メンテには注意しましょう。

先週木曜日、すでに玉置標本さんがあっという間に記事にされてましたが、色々イベントがひと段落したので、遅れての記事化です。特に会の名前は決めてなかったのですが、このご時世での野草・野虫食のお悩み相談みたいになったので、「野草食・野虫食ミーティング」と呼んでみましょう。

https://blog.hyouhon.com/entry/2020/09/11/152120

Twitter上ではたびたび交流があったのですが、365日野草生活ののんさんにはお会いしたことはなく、野草会にも参加したかったのですが実現しなかったので、直談判でお誘いしました。今回はじっくりお話ししたかったので、少人数のミーティング、という形にしました。

そして共通で交流のある玉置標本さんをお誘いすることに。玉置さん、オールマイティーのイメージがありますね。なんでもいけちゃう。

そして私の家を使うことになったので、妻も誘って一緒に採集。場所は某川河川敷です。

「河川敷は採集が自由なのでラク」とか、「ここに外来種が入って環境が変わりつつある」とか、河川敷に降りた瞬間からすごい。この雑草がアカメガシワか。この背の高いのがオオブタクサか、キクイモ、カナムグラと、名前ぐらいは聞いたことのある草が、近所のこの植物であった、と言う一致はなかなか個人では億劫でやらないことが多いものです。

自分より詳しい人と「いつものフィールド」を散策する、というのはめっちゃ勉強になります。新しい景色に興奮するというより、解像度が増していく感じ。同じものを見ているのに、そこから得られる情報密度が濃くなるので、「観光」的なもの珍しさとは違う方向性に感じます。

当初は1kmほど移動しながら採集する予定だったのですが、200mほどしか動けずにあっという間に2時間が経過。やはり専門領域がクロスすると情報密度がすごい。「あまり移動できない」という時にこそ、異なる専門家をコラボすると、普通種だけですごく楽しいです。むしろ普通種だからこそ、日常生活に身近で、季節の楽しみとして生活に寄り添うようになれるかもしれない。

植物もそうかもしれないです。

アカメガシワ。葉が大きくていろんなところに生えるのでよく見る。
これもよくいるけどキクイモの仲間とのこと。
荒地に適応したイヌキクイモ(芋がでかくならない)ではないかと。
クズの花。高級感のあるブドウのような、フルーツ香がある。
見慣れた花だけど意外な新情報に、見方が変わる。

エノキの実。タネが大きくうっすらとしたあまみと干ガキのようなコクがあり、楽しい。

ここで見つけたモンクロシャチホコ!

鈴なりのモンクロシャチホコ。河川敷に多いイメージはなかったので意外でした。

いつもは蛹になるため幹を降りてくる幼虫を捕まえていたのですが、今回は枝のものを取りました。ふと桜の香りがしないな、とこの時違和感があったのですが、あまり気にせず採集。

そこそこ取れましたが、桜もちのような特徴的な香りがしない、、?

家に移動し、料理開始。まずは夏の間にためておいたセミとバッタとナッツのアヒージョ。

セミとバッタをアヒージョで食べてもらうのは
食感の違いを確かめてもらうためです。バッタよりセミの方がアヒージョに向いている。
のんさんチョイスで野草天ぷら。秋はいずれの野草も硬くなり、やはり旬は春とのこと。
虫とはちょっと違う。
アヒージョのオイルはカプレーゼに。のんさんはシロザたっぷりキッシュ。
そしてバッタは素揚げして、ドリトスとともにサラダに。

バッタは高温でカリッとさせて、食感の近いドリトスと合わせることで、「口に残ってしまう」という違和感を減らしています。低温のアヒージョよりも高温のフライの方がバッタに向いている、という話をしました。

のんさん持ち込みのシロザのキッシュ。ボールいっぱいのシロザが入っているとのことで密度がすごい。ほうれん草のような、売り物になる野菜の味。すごい美味しい。
昨日つったタチウオをさばく玉置さん。
天ぷら旨い!
あぶり。
野虫盛り合わせ。美味しいとかおいしくないとかいいながら食べるのが楽しい。
モンクロシャチホコ 蛹化する前の若い幼虫だと全然香りがない!
不味くはないが、あまり特徴がなくて普通の味。
蓄養するとおいしくなると思われるので、要検討。

「野草」と「野虫」の似ているところ、違うところなどを語り合いました。

やはり野草も生では食べない方が良いとのこと。また「薬効」が明らかな野草もあり、薬と毒は表裏一体なので食べ過ぎるのはあぶない。

「効く」タイプの野草を非合法な感じで楽しんでしまう人もいるらしく、なかなか野草の業界もカオス。

食べてもらった感じでいうと、今回は「美味しい」昆虫と「そうでもない」昆虫の両方を食べてもらったこともあり、「草に比べると普通に食べられる種類が多い」との感想をいただきました。動けない草に比べて、逃走や攻撃・威嚇にコストをかける昆虫は、味がまずい割合が植物よりも低いのかな、と思います。

もう一つ野草はどうしても「野菜」と比較されがちなことが虫との違いだろうという話にもなりました。栽培化された野草ですので「家菜」という方が実態に即していそうですが、栽培化され、品種や栽培方法などが均一化した物と比べると、「それほどおいしくない」のが野草の実態だそうです。野菜と並べて遜色ない美味しさ、アクセスのしやすさの野草はかなり少ないとのこと。

この先昆虫が食用に養殖され「家虫」になっていくとして、おいしくアクセスのいい養殖昆虫に比べると、野外の虫ってあまりおいしくないよね、と言われるようになるかもしれないですね。今だと野虫も家虫も同じように一般的じゃないので、同じような扱いですが。

あとは自然物相手なので、アイデアの「タダ乗り」が横行しがち、という問題もあるようです

著作権や独占権があるわけでもないのであくまでマナーですが、アマチュアリズムとして、誰のアイデアなのか、自分の新しいアイデアはどこなのか、という部分を大切にできる間柄だと、情報交換が楽しくなりますよね。

すべて自分で考えたかのように振る舞うと、初心者にはびっくりしてもらえますが、同業者には情報を与えたくないと思われてしまうでしょう。

「今まで食べて大丈夫だった」という時代錯誤の食品衛生の考え方をしてしまう方もいるようで、自然物を採集して食べる、という食品流通に人が関与しないことから、「どんなひどい人でもアクセスできてしまう」という、平等さの負の側面が出てきてしまいます。

刺激的な方が再生回数が伸びる動画サイトでもそうですし、ネットで「正しい情報」を検索しようとしても、「都合のいい情報」しか手に入らない、という記者の方からの嘆きも聞きました。

野草の楽しみ方を拡張できたことで、「おいしくない」という部分を楽しめるかどうかが野食の楽しみ方なんだろうなと思えてきます。

そして私の野虫食は「養殖候補を見つける」という意味合いが強く、おそらく多くの野食の方達とは全く違うマインドで食べているんだろう、という話にもなりました。

「ベジタブル」という言葉はウェゲタービリス(vegetabilis)「活力を与えるもの」という語源だそうです。昆虫も食用養殖化されることで、別の名前が与えられるでしょう。

昆虫が増えるという性質を使って、これまで利用されてこなかったバイオマスを利用できるようになったり、自分に適した栄養バランスへと編集できたり、昆虫を食べる別の動物や昆虫を養殖できたりと、昆虫の多様性を道具のように自在に使いこなすことができるとしたら、様々な新しい農業が多様化していくことでしょう。

養殖化することで、人間が昆虫を利用できる多様性を手に入れるもの、という意味で家畜昆虫の総体を「インセクタブル insectable」とかいかがでしょうか?

さて、タガメ基金に続いて温めていた企画、「トノサマバッタの食利用」について 進展がありました。私は今回も蟲ソムリエであり、議論には参加しますがプレイヤーではないので関与したことだけをプレスリリースに載せてもらっています。写真提供もしています

これまで多くの大学では、昆虫食の研究は「机上の空論」と突っぱねられてきました。 市場もないのに研究するのは昆虫学者の的外れの好奇心でしかなく、昆虫食に必要なのは嫌悪感をどうにかするマーケティングとデザインである、との主張を某大学の水産学部の先生からメールをもらったこともありました。

全然そんなことないんですけどね。「やらない理由」を賢く考えることは誰にもできますが 「やってみたら気づくこと」を丁寧に拾い上げ、体系的な知識として構築する能力こそが研究者だと思います
そんな「売れるかわからないから手を出しづらい」大学と 「もう売っているけど知識や技術をもっとほしい」昆虫食専門会社とのマッチングです。


私もプッシュしたこともあり、TAKEO「むし畑」企画の第一弾としてトノサマバッタが2019年にスタートしたのですが、

どうしても企業の体力で研究開発を進めるには限界がありました。プッシュした責任として私も日本にいれたらよかったのですが 、ラオスで長期滞在する関係上、オンラインでアドバイスする程度しか貢献できていませんでした。
さて、このトノサマバッタの食利用、私が学位に挑戦したテーマでもあります。 時間切れ、能力不足、さまざまなメンタルな理由も含めて学位取得は失敗したわけですが そこらへんも「おいしい昆虫記」に書きましたので読んでください(宣伝)


その時はTAKEOはバッタをスタートしておらず、 菅原博士はより分子生物学寄りの仕事をしていました。
ひょんなことから菅原博士が弘前大学に移ったとのこと。私のバッタのボス、田中誠二博士の母校でもあり、 イナゴ研究といえば、安藤先生が長年研究してらして、様々な分野の基礎昆虫学のサラブレッドを輩出した研究室です。
そして昆虫食にも手を貸してくれそう、との手応えを感じていました。 オンラインで議論をすすめ、一度弘前大の状況を確認して話し合いたいと、TAKEOの三橋さんと私で GOTOキャンペーンの前にこっそり、弘前に行ってきました。


当初は今後の方針について話す予定だったのが、菅原博士がもう予備実験をいくつかしていて、 〇〇なアレをすることで、大幅なコストダウンを実現できそうな、幸先の良い結果が続いております。 こんな発見ができたら学位取れていたのでは!? と嫉妬する内容でした。まだナイショです。


トノサマバッタ研究をしていたときは私の担当で8000頭ぐらい維持していたのですが、 本当に世話が大変で、試算したら、どえらい高コストなバッタを生産していました。
この技術はそれらを解決する可能性を秘めていますが、 知財化を狙っておりますので、私がおいそれと書くわけにはいかないのです。
私の肩書である「合同会社TAKEO技術顧問」というのも、秘密保持契約を結んで 「来たるべき時までナイショの情報を守る」という企業側の要望と 「そのナイショの情報を吟味し、ナイショにすべきでないものは公開し、ナイショなものも来たるべきときには公開できるようにする」という私の要望の契約です。
私はすべての情報を、業界そのものの発展のためにオープンにしたいと、お花畑な願望を目論んでいますが、それでは企業や大学は成り立ちません。なので「ナイショの範囲と期限を設ける」ことで知見のオリジナリティを守り、オリジナリティが主張できない情報は放流し、過度に死蔵されないように、と動いています。


このように目的の異なる法人、事業主が、合意形成をして共通のゴールを設定し、期間限定のチームを作る、 いまでいうところのアベンジャーズ結成みたいなのを、蟲ソムリエの仕事としてやっていきたいと思っています。 この企画にはもう一法人、参加しているのですが、これもまだナイショです。
この技術がどこまで高度な設備が必要なものとして成立するかはまだ不明ですが


縁起でもない話として、 「最悪、知財化できる技術がひとつもなかった」ときに、何が起こるかを考えてみましょう。 「ラオスでみんなが真似できる」のです。
天然では季節性の強いバッタを、季節を問わず、育児中や農作業の繁忙期でも、家庭内で手に入れることができたら、 ラオスでは喜ばれる食材になるでしょう。人件費の最も安い国ですので、手作業による生産地という面でもラオスは強みがあります。


そんな様々な当事者がゆるやかにつながることによる 「失敗という概念の喪失」(ムーンショットの概念図でも話題になりましたがガチな概念として)を目指したいものです。
いまのところ、ラオスでもバッタの養殖ができることを確認していますが、養殖普及を先に進めているゾウムシのほうが 簡単でよく増え、アリの襲撃にも耐えるのでバッタは待機しています。
この共同研究によってさらに手間がかからず、簡単にバッタの養殖ができるようになれば、ラオスも生産地の候補として、 そして自給自足でバッタを年中食べられる栄養としても、機能してくれることでしょう。
様々な下心をもつ当事者、マルチステークホルダーといいますが、その中にマイノリティを含むことについて、 ちょっと前までは「足を引っ張る」と考えられていた時期もありましたが、マジョリティはとかく鈍感で、社会課題という マジョリティ側の鈍感さが引き起こす問題については、悲しいことに気づきにくいものです。
そして「マジョリティ性」というのは絶対的なものではなく、個人の中に多種多様なマジョリティ・マイノリティが多面的に含まれています。

「社会課題を解決する」というソーシャルなビジネスが増えていますが、それが 当事者のうめき声だけでも社会を動かせませんし、投機を目的としたビジネスマンだけでも無理です。
マルチステークホルダーがゆるやかにつながることで、「失敗という概念を喪失」した仮説検証型の 社会課題解決の事業が営まれるといいなぁと、蟲ソムリエとして希望を高く掲げておきます。

ようやく発売することになった「おいしい昆虫記」ですが、当初の予定ですと9月頃、発売日にはラオスに戻っているだろうと思っていました。

しかし、国境ルールは緩和されず、ラオス行きの経由便もなかなか見つからない。ラオス政府との調印式をオンライン開催することで、10月後半の渡航を目指しています。まさにニューノーマルです。

さて、そうしますと本の売上を伸ばす営業活動をしないといけません。オンラインイベントが1件、リアルイベントがもう1件、決まりましたのでお知らせします。

まず最速は9月12日昼から、リアルイベントの開催として
「飲食店のテイクアウトコーナーを借りる」という形をチャレンジします。

決済も時間指定もオンラインで事前にお願いすることで、混雑を緩和してリスクを下げていきます。私はマスクを着用し、手洗いを行います。お一人10分程度でしたらお話も可能ですし、TAKEOの店頭ですので、そのまま昆虫食品を購入して持ち帰ることもできます。ぜひぜひお立ち寄りください。

もうひとつはロフトプラスワンウエスト、平日夜19時半からのオンライン開催です。私とムシモアゼルギリコさんは東京会場で、配信は大阪から行いますが、オンラインですので世界中どこからでも参加いただけます。遠方の方、感染がやはり心配な方はこちらの完全オンラインもどうぞ。書籍が少しお得に買えるチケットもあります!こちらは宅配で書籍が手元に届きます。

告知ばかりですみませんが、著者としてできることを尽くすのみです。私だけでは決して完成しなかったものですので、手を貸してくれた方々へのお礼として、しっかり売れてくれることが恩返しになると思います。ぜひお力添えをよろしくお願いいたします。