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冷凍ですが、昨年もののコガタスズメバチをいただきました。
巣には当然ですが、いくつかの成長段階があり、それぞれ
おいしさが異なります。
今回は冷凍なので、あまり画像がよろしくありませんが
いずれ差し替えたいと思います。
コガタスズメバチ Vespa analis Fabriciusi
幼虫

体の正中線に黒い未消化物が見えます。
コガタスズメ、キイロスズメバチですと
このまま頂けますが、オオスズメバチだとあまりにこの消化管内容物が大きいので、幼虫をいただく場合はこの部分を取り除いて頂きます。
今回は小さいのでそのままいただきました。
肉食のためか消化管内容物のため若干生臭く、
かにみそのうまみ。甘味のあるクリーム状の脂質。
続いて前蛹

これはサナギになる前に一度脱皮し、消化管の内容物を排出します。
うっすら頭の後ろにサナギの顔になる部分が透けて見えます。
生だと柔らかいのですが、茹でると凝固してプリプリになります。
一番人気のある段階です。
サナギ1

形はもうスズメバチですが、目がうっすらと色づいたあたり、私の大好物です。
外皮が薄く形成され、噛みごたえと構造ができはじめたタンパク質の舌触りが絶品。味も脂質がすくなくなりあっさりと食べられる。香りもおとなしくいろいろな料理に楽しめる。
サナギ2
もう成虫と同じぐらいです。

外皮が硬くなり始め茹ででは舌に残ってしまう。色素が合成され、
そのためか頭部中心にほろ苦さが加わり大人の味。体液の香ばしさも増す。
スズメバチは大型で食べごたえのある昆虫ですが、
日本では養殖されていないため、
殺虫剤を使わない駆除業者の方から分けていただくことが多くあります。
私も自分で取れるようになりたいものです。