コンテンツへスキップ

鱗翅目の卵は小さく、食べるとプチプチと食感が心地良いのでたのしめます
エビガラスズメの卵が手に入ったので食べてみることにしました。
サツマイモを主に食べるエビガラスズメは
大型のスズメガですが、その卵は大変に小さく、綺麗なグリーンをしています。
湿度の高い条件で夏の夜、サツマイモの葉の裏や、茎に産卵します

左が生。右が茹で。
味は…食感が楽しいですが、特別なんともない味ですね。
サツマイモの香りも余り感じられません。
エビガラスズメはサツマイモの葉っぱで育てるのがオススメです。
成虫、幼虫の味見はこちら

1

こんな機会に出会えるとは思っていませんでした。
セミヤドリガ。Epipomponia nawai

寄生生物なのに、口が咀嚼型なので
どのようにしてセミから養分を奪っているかナゾの寄生蛾。
これは面白そうです。
そのほとんどがヒグラシに寄生するそうで、
ヒグラシは木の高い所によくいるので捕獲が難しいセミです。
偶然手に入れることができました。
イラガの寄生バチ等は食べたことがありますが、
セミの味を知るセミヤドリガ。初めて見ました。
白い体表の綿毛がきれいで、砂糖菓子のようです。

裏返すとこんな感じ
さて、
実食

セミヤドリガは茹でると綺麗なピンク色になり、周囲の綿毛状のものが
溶けて消えてしまいました。
セミヤドリガ
なめらかな食感。セミの香りがする。コクがあり、クリームチーズによく似た味
ヒグラシ
胸部の脂肪体はプルプルとした食感。筋肉の肉っぽい旨味もよい。腹部はつよい木の香りがあり、若干ほろ苦い。成虫の中ではクチクラも柔らかく、茹でて食べられる汎用性も魅力。